生活大国イギリスの知られざる習慣(大人のためのスピリチュアルライフ)

今はやりのスピリチュアルだから借りてきたわけではなく、井形慶子さんの著書を集中して借りてたらこうなった。目次を見るとその内容がわかってくるのでとりあえず書き出してみる。日本の都市生活では人工という言葉が似合うが、ここで書かれた内容を見ると自然と向き合った生活が大切にされていて、それが人の生活に合っているのではないかという気がしてくる。

第1章 スピリチュアルが息づく暮らしの愉しさ
1 ダークシーズンとライトシーズンで一年を分ける発想
    悪霊払いの祭りが象徴する意味とは何か
    単なる季節感を越えた宇宙的サイクル
2 イギリス人があえて暗く住む理由
    闇が作り出す幻想が想像力をかき立てる
    暗闇こそ人の心を豊かに育むスピリチュアルの基礎
3 保険からツアーまで幽霊の価値
    幽霊との共存を前提に作られている幽霊保険
    イギリスにはあらゆる種類のゴーストツアーガイドがいる
第2章 「病は気から」を忘れていない人々
4 満月をカレンダーで確かめる習慣
    心身のバランスに影響を与える月の力
    『ジキルとハイド』に見る月との関連性
5 ホメオパシーに健康保険が適用される国
    自然の恵みには生命力を復活させる力がある
    患者に合うレメディを三〇〇〇種類の中から選ぶ
    病気を肉体に現れた魂の表現とする考え方
6 なぜ捨てる食材で長生きの村ができたのか
    地元で取れた作物を丸ごと食べる知恵
    命ある者に捨てるところはないという食のスピリット
第3章 文化とスピリットがビジネスにつながる国
7 精神世界の殿堂フィンドホーンが注目される理由
    巨大な野菜ができる場所
    小さな共同体が発信する「わからないものの偉大さ」
8 タータンチェックに学ぶ魂あるブランド開発
    祖先のスピリットを暮らしの中に取り入れる
    流行りを追い求めて残る者はあるか
9 英国デパートのサンタクロースが子供に与える夢
    世界一のサンタクロースが待つデパート
    本物のファンタジーが生み出す偉大な夢と利益
10 どんな仕事にも挑戦する変わり者の偉大さ
    まったくちがう仕事にチャレンジして自分の可能性を広げる
    ラテラルシンキングの愉しさ
第4章 恋愛から人間関係まで魂を吹き込む力
11 新聞から企業まで大ボラを吹くエープリルフール
    奇想天外なエープリルフールのジョーク
    国を挙げての馬鹿騒ぎの極意
12 街頭占いがイギリスで流行らない理由
    なぜ手相で恋人の気持ちがわかるのかといぶかしがるイギリス人
    精神世界の色が濃いイギリスの占いとパーティ文化
13 人間関係をゆがめる先入観に立ち向かう方法
    「僕を信じて」ー目に見えるものだけが真実か?
    先入観にとらわれて自縄自暴になる怖さ
14 文系、理系に人を分けないこれだけの効用
    ロックバンドのギタリストが科学者ではいけないのか
    計算された社会では育ちにくい個性やオリジナリティ
第5章 お金と宗教がからまないイギリスの日常
15 英国教会たった七〇〇〇円の安らかな葬儀の中身
    死者を深く思いやる牧師の言動が教えるもの
    暮らしの中に日常的に登場する神の存在
16 イギリス人が数の神秘にこだわる真意
    不吉な数字に対するこだわりと聖書の教え
    数に込められた神秘に見る宗教と暮らしの接点
17 お守り、合格祈願がなぜイギリス人にないか
    英国の大寺院にはお守りがなかった
    自分中心の神頼みが本物の宗教からわれわれを遠ざける
第6章 イギリスがファンタジー大国になった背景
18 キティちゃんとピーターラビットの顔の違い
    わからないものから無限の夢を紡ぐイギリス人気質
    ファンタジーの普遍性を支える本物の生活
19 全英の鉄道駅にあった貸本屋が成しとげたこと
    文化という価値観を定着させた書店主
    どんな困難にも絶望しない「セルフ・ヘルプ」の始まり
20 孤独な老人たちを招き続けたある父親のクリスマス
    一枚のカードが雄弁に語る「クリスマススピリット」
    子どもに夢を信じる力をよみがえらせた“神が与えた最大のギフト”