地震予知について

東北地方太平洋沖地震や東大地震研究所の首都直下地震についての報道をみてもう関東南部は危ないと思い込んでいたのだけど、よくよく考えてみたら地震予知って当たってないじゃん?東北地方太平洋沖地震って予知されてたんだっけ?首都直下地震だってそれと同じぐらいってことだよね。
と自分に言い聞かせるためにちょっとまとめてみた。

現在の地震予知の大きな問題として、いくつかの点が挙げられる。
日本の地震予知計画は1965年から始まって、以後、現在まで気象庁、大学、国立研究機関で国策として続けられてきている。しかし、例えば1996年から2005年までの10年間に人的被害を伴ったM6以上の地震が33回発生している(気象庁のまとめによる)が、予知に成功したケースは1度も無かった。日本で「現状の地震予知疑似科学の領域である」と揶揄されるのはこのような実績の無さが原因とされる。
ロバート・ゲラー東京大学大学院教授は、短期予知も長期予知も科学的精度が十分ではなく「予知は不可能」とした上で、精度向上のために今後費やされる費用や労力は莫大である一方で、耐震などのインフラ整備がおろそかにされていて、(長期予知による)地震被害の想定は不確実性が高くリスク評価に適していないとして、「研究者は、日本政府・国民に予測不可能な事態に対処するよう呼びかけるべきだ」と述べている。
島村英紀武蔵野学院大学特任教授は、国策として1965年以来続けられてきていた地震予知計画や、「東海地震は予知できる」ことを前提とした世界最初の地震立法である大規模地震対策特別措置法(大震法、1978年制定)において、地下で起きる地震の物理現象が未解明のまま前兆現象のみを集めて地震予知を行おうとしていることについて、その前兆がほとんどあてにならないと主張している。
金森博雄カリフォルニア工科大学名誉教授は「正しいのかどうかを評価できない情報が本当に必要なのか。検証が必要だ。」と述べている。
島崎邦彦東京大学名誉教授 は、予測手法の限界を公表している。日本全国の地震動を調べたら発生は秩序だったものではなくフラクタル的な予測不能なものであったとする[要出典]。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E9%9C%87%E4%BA%88%E7%9F%A5#.E5.9C.B0.E9.9C.87.E4.BA.88.E7.9F.A5.E3.81.AE.E5.95.8F.E9.A1.8C.E7.82.B9

wikipedia:地震予知
wikipedia:東日本大震災

地震予知は「不可能」、国民は想定外の準備を=東大教授 - ロイター