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動物病院119番

ROYを飼い始めて予防接種、狂犬病予防接種、フィラリア症予防薬…などなど意外と動物病院のお世話になることが多いわりには動物病院にかかりすぎなのはどうなのか?ワクチン接種は本当に必要なのか?薬を飲ませるための動物病院なんじゃないの?とちょっとひねくれた考えを持っていたが、しつけ教室に通っている中でちょっとその考えが正しいのかよくわからなくなってきていた。そんな時に図書館で見つけたのがこの本。
動物病院の院長を勤めている方が書いているとのことだったのでどういう考えで動物病院が運営されているのか少しは分かったかもしれない。

最初に驚いたのはペットフードについて国の基準というものはなくペットフード販売・製造メーカーが組織される団体が内容基準や添加物の使用制限・表示についてガイドラインを作ってそれに従っているということ。また成分表示についても例えば「AAFCO給与試験合格品*1」と「AAFCO基準値合格品*2」の2つは全く別でありAAFCOと書いてあれば安心というわけではないということ。自分はAAFCOという団体があることすら知らず、しつけ教室に通う中で「総合栄養食」と「一般栄養食」があることを知ったぐらいでペットフードの安全性については全く知識を持っていなかった。

あと病院の診察料金については人のそれとは違って処置や料金がイマイチよくわからないなぁと思っていたけど同一料金というのは作れないということも書かれている。

獣医師の診療料金は、独占禁止法により、獣医師団体(獣医師会等)が基準料金を決めたり、獣医師同士が協定して料金を設定したりすることが禁じられています。

http://nichiju.lin.go.jp/ryokin/ryokin_htm/top.html

最後に、『獣医師から見た「良い飼い主」「悪い飼い主」』から。

  1. しつけができているか (あと攻撃的であるとか、男の人には噛み付きますとか具体的に教えてください)
  2. わかりやすい経過説明を (いつからそうなったのか、動物はどんな状態なのか。最近なにか変わったことがあったのかどうか)
  3. 治療に協力してくれる態度 (記録帳を作って獣医師とのやりとりの重要なところをメモしておこう。経過の途中で治療方針が変わる場合もあるのでそれがすぐにわかります)

ほかにも経過報告、死亡報告をして欲しい。診察途中で無くなった場合でも最後がどのような状態だったのか獣医師は聞きたい。自分の診療が正しかったのか、自分の診断のズレがどれほどずれていたのかを勉強する機会だから。
薬の効果についても教えて欲しい。薬を使ってどうなっているか、よくなったのかならないのか微妙に難しい場合でも明らかな効果がわからないといった情報もとても大切であるとのこと。

病院での診察が必要か?飼い主に確認して欲しい7項目

  1. 食欲が全くない。好物も食べない。
  2. 大好きな人の目を見ても、反応を示さない
  3. 目やに、鼻水、セキがある
  4. 部屋の隅や狭いところなど、隠れた場所で寝たがる
  5. 人間は寒くないのに、動物の体温が下がる
  6. 人間の動作に反応せずじっとうずくまって横目で見るだけで動かない
  7. 下痢が続くか、下痢の中に血液など異常な物質が混じる

この7項目で、心当たりがあったら必ず病院へ。これ以外にも異常があって飼い主がおかしいと判断したら即病院へ。小動物がケガや病気を外に見せると、敵に攻撃されたり捕食されてしまうため症状を隠す。具合が悪いと飼い主が気づいたときは手遅れといった場合も多いのだ。


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AAFCO (Association of American Feed Control Officials)
小動物診療料金の実態調査結果(平成11年) - 社団法人 日本獣医師会

*1:AAFCOの定めた給与試験方法で試験を請け負った研究所が試験をした結果合格した場合

*2:AAFCOの定めた栄養基準値を満たしているという意味