去勢手術

ROYを飼い始めるとき、適当な時期が来たら去勢手術をするという約束だった。だけど、その当日に近づくにしたがい本当に去勢手術が必要なのかどうか分からなくなってきた。今でもROYは人に向かってでもたまにマウント行為をすることがある。もしROYをドッグランなど自由にさせることができる場所に連れて行ったとき、リードを放して自由にさせたとき興奮して雌犬にマウントしてしまったら…と考えると去勢していた方が安全だ。だけど、それは自由にさせる前に飼い主である自分が放していいかどうかの判断をしなくていいというだけであって実は去勢は必要ないんじゃないかという気がしている。
片足をあげての放尿だってしつけをすれば何とかなるんじゃないか…、精巣を取り除いてしまうことでホルモンバランスが崩れ骨粗鬆症になりやすくなるとか太りやすくなるとかいろいろ問題あるのに。そう思っていたらなんだか自分自身が落ち着かなくなってしまい去勢手術の日程が決まってからというものうまく眠れない日が続いていた。
で、去勢手術の当日、(主治医の指示で前日21:00から水分以外の食事を控えさせてた)ROYを病院に連れて行く。ROYは朝から外出の準備をしているのでうきうきしているのか興奮しているのだが行き先は散歩ではなく病院なのだよ…。海浜動物医療センターの2階待合室まではすんなり進んでくれたが診察室に入るのを嫌がる。そりゃそうだ、2度も肛門に体温計を入れられたり皮下点滴を打たれたりしたら入りたくもないだろう。今朝は診察台に載せることなくそのままROYを預けて手術をしてもらう。病院にROYを迎えに行くのは17:00〜18:00の間ということ、摘出した精巣は取っておいてもらうことを確認して診察室を出た。ROYはなんで置いていくの?とでも言いたげな目でボクを見ていた。
いつもいるものがいないと分かると急に寂しくなるもので静かな家に帰ってきてみるととても違和感を感じる。ROYが我が家にきたのは6月だからまだ5ヶ月しか経っていないのにずっと前からそこにいたような気がしている。ROYがいないということと今手術をしていると思うと何かをする気が全く起きずただ時間だけが過ぎてしまっている。これではいけないとROYをリビングに出したときに無駄な誤飲を防ぐために整理しようということで家具を見にIKEA船橋に行くことにした。ROYの雑貨をしまう棚一式のみを買って17:30に病院に戻る。
18:00頃診察室でROYと対面。ROYは患部を舐めるということでエリザベスカラーをつけていた。抜糸までの2週間は患部をきれいに保つようにとのことですぐにへたり座るROYはこの間外への散歩はムリそうだ。家に帰ってからのROYは以前に増して体を寄せてくる。病院に置いてゆかれた寂しさなのだろうか、それとも痛みからなのだろうか。