下流喰い

図書館から予約した本が用意できましたという連絡がぞくぞくと来るようになってきたので今借りている本をちゃっちゃと読まなきゃならなくなってきた。というわけで『下流喰い』。

大手消費者金融の新規顧客の七一・八パーセントがまず男性であり、年齢は「三十歳未満」四四・一パーセント、「三十歳以上、四十歳未満」二三パーセントと、「四十歳未満」の働き盛りの年代が全体の六七・一パーセントを占める。
次に収入面では、やはり新規顧客の八一・二パーセントが「五00万円未満」で「四00万円未満」六五・三パーセント、「三00万円未満」四一・九パーセントと続く

これ2002年度の話だけど、自己破産したときの負債総額が一番多いのが300-400万円台ということだから年収並の借金を作ってしまえばこれはもう返せないよなぁ。
200万円の借金を月々4.5万円の返済で金利1.8%と利息制限法の上限金利18%、消費者金融と同じ27%で返済すると、約4年・47回、約6年・73回で終了するのに対して27%の場合は元本が減らないため永遠に…ということになるらしい。

『定期積み立てをして、満期になったら旅行に行きませんか』 そんな「ALWAYS 三丁目の夕日」みたいな時代がやっぱり一番よかったってことになるのだろうか。


下流喰い―消費者金融の実態 (ちくま新書)

下流喰い―消費者金融の実態 (ちくま新書)