Agora 2006年1月号

「デヴォン逍遥」:イングランド、デヴォン地方の紹介。林望氏が『何度も行ってみたいところ、行くたびに発見のあるところ、そして単に旅人として通り過ぎるだけでなくて、その海山のあわいに家でも借り手ゆっくりと滞在したいところ、心の赴くままに逍遥して歩きたいところ、それがデヴォンである。』と言わしめてしまう場所らしい。
『ロンドンから高速M3に乗って、サウサンプトンのあたりで降り、あとはもっぱら田舎道を坦々と辿っていった。そうして、ハンプシャーのニューフォレストを過ぎ、ドーセットのプールの町を抜け、まずはデヴォン南海岸のトーキーに辿り着いた。デヴォン逍遥の旅は、この海辺の町から始まったのである。』イギリスを旅するなら自動車を運転して行くのが楽しいという。数少ない左側通行の国だしね。

イングランド南西部に位置し、南の海岸沿いは19世紀頃からリゾート地として賑わっている。中心の町トーキーはアガサ・クリスティの故郷としても知られる。内陸にはダートムーア国立公園が広がり、手塚図の雄大な自然を楽しむことができる

「新上海人間模様」:友達以上、恋人未満、上海で「第四の関係」が増えている。友達、恋人、夫婦に続く新たな男女関係だ。人により解釈は様々なようだが、第四の関係とは、「相手を尊重し、生活を変えず、結婚を求めない」こと。男女間での性的関係を持たないケースが多いといわれており、精神面での新たな男女関係といえそうだ。ここで紹介されている人たちは「精神的なつながりで十分」、「(性的)関係が生じたら二人の間にある“程よい距離感”が無くなってしまう」なんていう。はぁ…