読書

生物学的文明論

生き物について改めて考えさせられた本。 動物のスケーリングは、体重は体長の三乗に比例、表面積は体長の二乗に比例。よって表面積が体重の三分の二乗に比例する 一日の活動で消費したエネルギーの平均値は基礎代謝率のほぼ二倍 基礎代謝率は体重の四分の三…

花伽藍

女性の同性愛のいくつかのかたちを書いた短編集。「鶴」「偽アマント」みたいな愛の形はありかなぁ。「花伽藍」―『桜の季節には目の眩むような壮大な花伽藍をお楽しみいただけます』―ってそれを見たら今のボクのこのモヤモヤを吹き飛ばし、ただ立ち尽くして…

切羽へ

なにをきっかけにこの本を予約して読むことになったのかよくわからないのだけれども、離島に住む養護教諭のセイが東京からきた音楽教師の石和が気になって気になって仕方がない、妻だっていうのに…夫もそれに気づいているというのに…というような内容の小説…

明日の約束 おいしいコーヒーの入れ方 SECOND SEASON 2

また明日ね、と言うかれんに、ああ、また明日な、と僕は答えた。 6月に文庫本が出たのを知って図書館の在庫を調べてみるとJUMP j BOOKSのが所蔵されていたので予約、受け取ってきた。今回読んでみた感想は…特に大きなイベントもなく平凡な日常が切り取られ…

ツイッターノミクス

「ウッフィー (Whuffie)」 ― ソーシャル・ネットワークの中での評価 ― が重要になるという。Dell, Moleskine, TED, Vosges Haut-Chocolat, Apple ...などをネットワークの住民の心をがっちりつかんだ成功例とウォルマートやソニーなどの失敗例を紹介している…

ハピネス気分で山歩き

スケッチと文章で18山を紹介している。面白いなぁ。 「雲ノ平」「上高地」なんかは読んでるだけで行きたくなってきた。 「山バッヂ」―集めたくなったぞ、「ロープウェイ」―ちゃんと景色見ていなかったなぁ、「下山風呂」―準備とゆっくりできる時間を考えて …

大人のための絵本の本

『子どものころに読んだあの絵本から大人の心に響く名作絵本まで今だから読みたい100冊』 ということでこの本の中で紹介されている今まで読んだことのある本を取り出してみる。 大人のための絵本の本 (エンターブレインムック)エンターブレイン 2009-07-31by…

格安エアラインで世界一周

Cebu Pacific Air, Air Asia, Tiger Airways, Air Arabia, Aegean Airlines, easyJet, Aar Lingus, Aer Lingus JetBlue Airways, Singapore Airlinesと乗り継いで格安エアラインが使えるところはそれを使い世界一周するという話。時間があったら面白いのかも…

食堂かたつむり

『トルコ料理店でのアルバイトを終えて戻ると、部屋の中が空っぽになっていた。もぬけの殻だった。テレビも洗濯機も冷蔵庫も、蛍光灯もカーテンも玄関マットも、あらゆるものが消えている。』というあり得ない状況で倫子は声を失った。唯一残っていたぬか床…

動物病院119番

大型犬は短命というのを聞いていたのでたまにROYが死んだときのことを考えてしまう(ROYはまだ8ヶ月なのだが……) 『動物は「死の概念」を怖がらない』の節を読んでちょっと死について理解が深まったかなと思う。 四十年間、多くの動物の死を看取ってきまし…

嗚呼愛しき自転車乗り

自転車乗りなら「ああ、あるある!!」がたっぷり詰まった本。『いつもよりフレンドリーになってしまう』や『なぜかいつでも向かい風』『部屋がせまくなる』『サドルを少し高くしたくなる』『つい、ウソをついてしまう』『何かの音楽がアタマの中を流れる』………

動物病院119番

ROYを飼い始めて予防接種、狂犬病予防接種、フィラリア症予防薬…などなど意外と動物病院のお世話になることが多いわりには動物病院にかかりすぎなのはどうなのか?ワクチン接種は本当に必要なのか?薬を飲ませるための動物病院なんじゃないの?とちょっとひ…

星守る犬

気がつくとオマエはAmazon.co.jpの倉庫を作る気か!?という感じで本が増えつつある我が家だが、『星守る犬』が手元に届いた。 『星守る犬』は簡単にいうとおとうさん(+家族)と犬(ハッピー)との関係を犬から目線で書いたマンガなのだけど、先にあらすじを…

アイスクリン強し

明治のはじめのお話、帝都に『風琴屋』という西洋菓子屋をかまえる真次郎と沙羅、長瀬巡査を取り巻く物語。沙羅と真次郎の関係やら沙羅の父、小泉琢磨との掛け合いが小気味よく書かれている。 例えば目の前のワッフルスは、出来たて熱々が美味い。だが己の人…

今日のtwitterを振り返ると

23:16 「ともだちの塔」登場で浦沢さん「泣きそう」(アサヒコム) - tinyurl.com/9ae7xw # 23:18 『東宝は、作者の岡本太郎さんの遺族の許可を得て、8千万円をかけて太陽の塔を改造』だって、すげーな #Automatically shipped by LoudTwitter

リッツ・カールトン物語

Ritz-CarltonのCredoが有名だと思うけど、どんなホテルなのか興味がわいたので借りてきた。 「言葉に出さない願い」も実現とか「住民参加」の高級ホテルなんて紹介されてる。ホテルがあるブロック全体が私のテリトリーだなんていうドアマンがいるホテルが他…

旅の恥はかき捨てですか?

元日本航空国際線キャビン・スーパバイザのコラム集か。なかなか気がつかないことが書いてあった。 相手に道を譲るゆとりを持とう。 「身施」を実践すれば、マナーにかなった歩き方ができる。 花は、誰にでもこんな幸せ、感動を運んでくれる。(リーバイス社…

初恋温泉

品川図書館から借りてきた本の返却期限が近づいてきたので軽く読めそうなものから読む。5つの短編集で構成されるこの本は、『初恋温泉』(熱海・蓬莱)『白雪温泉』(青森・青荷温泉)『ためらいの湯』(京都・祇園畑中)『風来温泉』(二期倶楽部)『純情…

美学VS.実利「チーム久夛良木」対任天堂の総力戦15年史

岡本伸一さんや川西泉さん(この本によるとソニーに戻られたみたいですね)の名前があって懐かしいなぁーって思ったけどさ、自分の知っている時間ってこの中のほんのちょっとだと思うと少し残念。 美学vs.実利 「チーム久夛良木」対任天堂の総力戦15年史 (講…

東京のどこに住むのが幸せか

「臨海再開発エリアへの疑問」とか「多摩ニュータウンが衰退した理由」とか書かれててきっとここで家を買うのは失敗なんだろうなぁと思ってはいたけど、そう書かれると凹む。 著者は「明るい下町」(東急線の沿線エリア - 武蔵小山とか)をまえがきで紹介し…

『夜は短し歩けよ乙女』 - 森見登美彦

図書館の予約ランキングが上位だったのと、このキャッチーなタイトルだったのでどんな内容か想像もつかずに予約し届いたわけだが、かなり文体が変わっていておもしろかった。第1章から読んでいったが最初は実はこれ第2巻目とか続き物の小説なのかと思って…